2006,08,23, Wednesday
マルコメはミステリーが好きなんです。
好きな作家は沢山いるんですが
中でも好きなのが有栖川有栖(ありすがわ ありす)先生です。
自分は特に「学生アリスシリーズ」が好きなんすけど
その代表作「双頭の悪魔」のなかに
シュバルの理想郷という建物が出てくるんっすよ。
平凡な郵便配達夫がある日、石につまずいて転びそうになる。
その形に魅せられた彼(シュバル)はそれを持ち帰る。
彼は神性によって響く石を集めだし
最初はカバンに、それでは足りなくなり
そのうちに手押し車を押して石を集める。
もちろん彼はとりたたて裕福だったではなく、
むしろ、その奇行で村人に厭われたが
それでも己の信念を貫き、たった独りで30年以上もの歳月をかけ
それを使った不思議な建造物を完成させた。
最初読んだときに
(随分まえですけど)
これはフィクションだと思ったんでっすが
驚くべき事にこれは実在します。
全体を実感できます。
こちらで詳しい解説があります。
シュバルの理想宮
こういう夢見る狂気に憧れるなぁ。