2006,08,13, Sunday
さて、世はお盆休みで
帰省だラッシュだ国外脱出だと賑やかなんでっすが
マルコメは通常どおり週末の稽古です。
先祖の墓参り行った事無いし~。
つうかどこにあるか知らないしな。
んでもま、折角の行事なんでつらつら語ってみようかなとw
お盆の語源ってのはご存知の方多いと思うんすけど
「盂蘭盆(うらぼん)」の略っすね。
サンスクリット語「ullambana(ウラムバナ)」から来たんだよと。
「ullambana」は、手足を縛って逆さまに吊るす。という意味だそで
解説本によっては
「地獄や餓鬼道に落ち逆さづりにされ苦しんでいるさま」とか
おっかねぇ解説もあったり。
なんでこんな物騒な名前かというと~
昔々、お釈迦さまの弟子さんで目蓮(モッガラーナ)という人がいました。
ある時、目蓮は霊視で自分の母親が餓鬼道地獄に落ちて
責め苦に遭っているのを知ったのですが
(一説ではお釈迦様が知ったともなってるけど。どっちなんだ)
どうしたらいいか分かんなくてお釈迦に相談しました。
お釈迦様は
「7月15日に90日間雨季の修行を終えた僧侶たちに
供養(ご馳走するとか)するように。したらばお前の母ちゃんは勿論、
他に地獄で苦しんでいる人々も逃れることができるだろうネ。」とおっしゃった。
ちう話に由来すんだそだ。
あとイランのアヴェスタ語「ウルバン(魂ちゅう意味)」からきたんだろ。とか
ペルシャ周辺のゾロアスター教(拝火教)の
「ウラバン(送り火はゾロアスター教の名残?)」
なんちゅうのも。あんまし有名じゃないけどね~。
ところで、先の話で気がついた方もいらっしゃるかと思うんだが
ここでは7月15日になってるんでっすね。
な~んでか?(古い!わかる奴同年代なww)
インドでは、昔から4月から7月迄の雨季のあいに
修行僧は一箇所に集まって外出もせず集中修行するんですな。
お話はこれのことを指しておるんです。
んじゃぁ、7月にやればいいじゃんとも思うんすけどね。
いやいや、そういう地方もあるんすけど、
明治の新暦導入にしたがって8月にずれたんみたいなんでっすね。
当時の国民の8割は農家の方でした。7月って一般的に農繁期なんで
こっちのほうがゆっくりできていいやってコトで定着したらしいです。
アナウンサーなんかが「月遅れのお盆」なんて言う事もあるんで
気をつけて聞いてると面白いかもしんないです。
お盆ったら
あのキュウリやナスに
割り箸刺して馬にしまっすな。
あれは精霊馬(しょうりょううま)って名前なんですね。
死者 の 霊魂を「しょうりょう」って言うらしいですそれの乗り物ってこと。
キュウリは馬だそで。お盆のときに
少しでも早くお迎えできますようにだそです。
んで、ナスは牛でお盆が終わったあとは
のんびりお帰りくださいな~なんだそです。
色々しらべたら面白そうなんですけどね。
今日はこれから稽古なんで。
なんかあったらまた今晩書きますわ。
つうことで。